実は、ハードウェアなキーボードがないと駄目だという思い込みで、タブレットやスマホよりもパソコンを重用してきた。つまりはMacBook Airラブだったのだ。
しかし破綻は突然訪れた。OS X10.10.2にアップデートしたら、必須ソフトだったJanetterが起動しなくなった。起動しないソフトはゴミ以下だ。他のアプリを試す気にはなれず(すでに10個以上のアプリを試した末でのJanetter選択だったので)、さりとてネット中毒な身には酷な試練であった。
次善の策として、主に電子書籍を読むために使用していたiPad mini retinaをメインに据えてみたところ、一週間は持ったのである。「あれ?パソコンいらなくね?」と思い始めた瞬間である。
ただねー、画面が小さいんですよ。持ち運ぶのには便利でも、四十路を過ぎた身には思った以上に小さかった。というわけで、放置していた第3世代iPadを再セットアップしたのである。
このiPad、セルラーモデルだがSIM挿入部分をぶっ壊していたので、「SIMなし」状態であった。「初期化してアクティベーションでこけたらどうしよう」とは思いながらも試してみたら、なんかすり抜けた。結果オーライである。Apple IDだけは今まで使用していたものを入力したが、PC無しでセットアップ完了できた。
だがしかし、キーボードは欲しいので、iPad miniで確認済みだった英語配列のトラックポイントキーボードをBluetoothで接続している。英語配列がさっくり使えるので楽である。後は、昔買ったタブレットスタンドを引っ張り出してきて、擬似ノートPCの出来上がりである。
アプリに関しては、記憶領域の容量が少ないので、ひとまず使用頻度の高い3つのアプリ(Echofon、Facebook、はてなブログ)をインストールした。この記事もiPadで書いている。
自宅でしかキーボードを使って書き込みなんてしないので、このiPadは重くても問題ない。持ち歩かないのだから。ただ、記憶領域の容量だけは失敗したかなあと思っている。電子書籍も家ではこの端末で読みたくなっているからである。
そんなわけで、2月末に発表されるという噂のMacBook Air 12inchへの興味が薄れつつある。ただ、自分の環境に限って言えば、最低限windows PCはないと色々不都合があるので、お金がかからない方向でなんとかしようと考えている。さあ、みんなもタブレットだけで暮らしてみないか?